UEFA会長、2年毎のワールドカップ開催に反対の姿勢「その希少性ゆえに価値がある」

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンダー・チェフェリン会長は、2年ごとのFIFAワールドカップ開催を反対した。

W杯が2年に1度開催に⁉︎ ヴェンゲルが新プランを提案「毎夏大きな大会があるように」

 国際サッカー連盟(FIFA)のグローバル・フットボール・ディベロップメント部門トップを務めるアーセン・ヴェンゲルとジャンニ・インファンティーノ会長は、2年毎のワールドカップ開催を推奨。アメリカ、メキシコ、カナダで共同開催される2026年大会以降から、実質的に2年に1度行われる方針を示している。そんな中チェフェリン会長は欧州クラブ協会(ECA)の総会に出席し、ヴェンゲル氏らが進める提案に大きな懸念を抱いていると認めた。

「私たちは、宝石のようなワールドカップはその希少性ゆえに価値があると考えている。2年に1度の開催では正当性が損なわれ、ワールドカップそのものが希薄になってしまう。全てのものにはスペースがあり、代表チームもクラブもその物理的・商業的スペースを活用している。選手たちが夏の間リラックスして回復する時間のためにも、大会を増やす必要なない」。

チェフェリン会長が2年毎のワールドカップ開催に反対 Photo Franco Origlia

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