「日本は大損失なのに、また2030年冬季五輪を招致したい」と中国びっくり報道

日本での五輪再開催に乗り気の橋本聖子氏

巨額赤字なのにまた五輪やりたいの? と海外もびっくりだ。

東京五輪・パラリンピックの全日程が終了。6日、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)は、札幌市が招致を目指している2030年の冬季大会について「もし組織委員会会長の依頼があれば、ぜひ受けさせていただきたい」と発言。5日には「状況が許せば、近い将来、また日本で開催することができたらいいなと思っております」と再び日本での五輪開催に意欲を見せた。

これに対し、中国「新浪体育」は「日本は五輪、パラリンピックで大損失も2030年に五輪を招致したい」と報道。今大会で6会場の建設に何千億円もの費用を費やしながら、1会場しか利益が見込めないと言われている点や、新型コロナウイルスの影響で多くが無観客となり、推定900億円のチケット収入が消えたことを指摘。「東京は深刻な赤字を抱えるが、それでもなお、札幌五輪招致に立候補し、近い将来の夏季五輪・パラリンピック開催の希望も排除しなかった」と驚きを持って伝えた。

国際オリンピック委員会(IOC)の貴族ぶりにも注目が集まった今大会。今後の五輪招致も大きな議論を呼びそうだ。

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