9月から2月に全国初の試み「お寺de英語」 超勝寺で大來尚順住職と学ぶ

 簡単な英語を通して気軽に仏教を学ぶ講座「お寺de英語」が、超勝寺(山口市徳地岸見)で9月から開講。現在、受講者が募集されている。

 主催は、仏教典籍の現代語訳および外国語訳による編集と普及事業を行っている(公財)仏教伝道協会。同協会の活動の一つとして、全国で初めて開催される。

 講師を務めるのは、同寺住職の大來尚順さん(38)。大來さんは1982年山口県旧徳地町(現山口市)生まれ。龍谷大卒業後に単身渡米し、カリフォルニア州バークレーにある米国仏教大学院に進学。修士課程を修了後、同国ハーバード大神学部研究員を経て帰国した。僧侶として以外にも、通訳・翻訳、執筆・講演など幅広く活動。著書も、初級英語で仏教用語をやさしく解説した「超カンタン英語で仏教がよくわかる」(扶桑社)や「訳せない日本 日本人の言葉と心」(アルファポリス)など多数ある。また、テレビ山口のローカル情報番組「mix」にコメンテーターとしても出演中。さらに8月29日には、重源上人生誕900年を記念した徳地商工会青年部の企画に参加。徳地産の杉で作ったいかだに重源上人に扮して乗り、川下りをするなど、まちおこし活動にも積極的に携わっている。

▲大來尚順超勝寺住職

 講座は全6回。開催日は、9月15日、10月13日、11月17日、12月15日、2022年1月19日、2月16日。すべて水曜日の午後1時から2時半までで、受講料は6000円(テキスト代込み)。定員は先着20人。希望者は、ウェブサイト(https://www.bdk.or.jp/)の申し込みフォームからか、申し込み用紙をウェブサイトからダウンロードして必要事項を書き込み、ファクスで送信する。締め切りは、9月12日(日)正午。

 問い合わせは、同協会(TEL03-3455-5851)へ。

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