【WWE】毒蛇オートンが2冠取りに挑戦!AEW旋風のなかWWEマットを盛り上げられるか

ラシュリー(下)をR失神させたオートン(ⓒ2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州マイアミ6日(日本時間7日)発】WWEマットで、WWE王者ボビー・ラシュリー(45)とロウタッグ王者の〝毒蛇〟ランディ・オートン(41)の遺恨抗争が大激化している。

この日のロウ大会では冒頭にタッグ王者のオートン&リドルのコンビ「RKブロ」が登場。毒蛇は「先週、WWE王者ラシュリー&MVPはこのタイトルを奪いに来たが、惨めに失敗した。やつは欲張り野郎だ」とタッグ王座取りに失敗したラシュリーを侮辱した。さらに「今日は7チームの誰が挑戦者になるのか見てみよう」と次の挑戦者を決めるタッグチーム・ターモイル戦に言及した。

そこにWWE王者と相棒のMVPが現れ、ラシュリーは「俺と男らしく1対1で対戦しろ。臆病者のオートンにはハートロック(フルネルソン固め)を食らわせてやる」と挑発した。片や、毒蛇はWWE王座戦を要求しにらみ合いに発展。ラシュリーに耳打ちしたMVPは「エクストリーム・ルールズで1対1のWWE王座戦だ」とオートンの要求を受諾し、次回PPV「エクストリーム・ルールズ」(26日=日本時間27日、オハイオ州コロンバス)で王者ラシュリーvs毒蛇オートンのWWE戦が決定した。

さらにラシュリーは再びロウタッグ王座との2冠を狙って、MVPとのコンビで挑戦者決定戦のタッグチーム・ターモイル戦にも出撃。RKブロが見守る中、ターモイル戦で勝ち残ったAJスタイルズ&オモスと、最後に登場したラシュリー&MVPがメインで激突。最後はラシュリーがスピアーでAJを沈め、ラシュリー&MVPが次週ロウで再びRKブロのロウタッグ王座に挑戦することが決まった。

試合後にはオモスが背後からラシュリーをチョークスラムで襲撃した後、毒蛇が電光石火のリングイン。こよいも必殺のRKOをさく裂させてラシュリーをKOし、〝2冠奪取〟を猛アピールした。

一方で米AEWには、かつてWWEでオートンと大抗争を繰り広げたCMパンクとダニエル・ブライアン改めブライアン・ダニエルソンが参戦。プロレス界の話題をさらっている。ライバルだった2人に負けじと、WWE一筋で生え抜きの毒蛇が2冠王となってWWEマットを盛り上げられるか。世界屈指の実力者に注目が集まる。

ラシュリーvsオートンのWWE王座戦が行われるPPV「エクストリーム・ルールズ」は、日本時間9月27日にWWEネットワークで配信される。

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