関根学園高・滝澤、プロ志望届提出 10月のドラフト会議を待つ 走攻守三拍子

 関根学園高3年の滝澤夏央選手(18)が日本高校野球連盟にプロ野球志望届を提出した。日本高野連が6日、8月30日以降受け付けを開始したプロ志望届の提出者38人を発表(7日午後5時時点で48人)。同選手は1日に提出した。提出の締め切りは今月27日。プロ野球(NPB)のドラフト会議は10月11日に行われる。

俊足を生かした走塁も滝澤選手の大きな魅力

 滝澤選手は上越市立城西中から関根学園高に入り、1年春からレギュラーに定着。遊撃手を守る傍ら、マウンドにも上がり、主に抑えでチームを何度も勝利に導いた。気迫を前面に出し、最速140キロ前後の直球に切れ味鋭いスライダー、カーブを織り交ぜる。最後の夏は新潟大会で準々決勝の日本文理戦に先発登板し真っ向勝負したが、延長十回の末に涙をのんだ。

 164センチ、65キロと小柄ながら、左右に打ち分けるシュアな打撃と、遊撃手として守備範囲の広いフィールディングが持ち味。遠投103メートルの強肩、50メートル5秒8の俊足も魅力で、野球選手として走攻守三拍子そろい、才能にあふれている。右投げ左打ち。

 夏の大会前の取材で「(卒業後は)上のレベルでやりたい」と、野手でのプロ志望を口にしていた。「まだまだ体が小さいので、体重を増やして、筋力をアップし、もっと体を大きくしたい」と見据えていた。プロ数球団のスカウトが興味を示し、マークしている。

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