十八親和銀行員に感謝状 島原署 還付金詐欺被害防ぐ

感謝状を受けた亀井支店長(左から2人目)と牧山さん(左から3人目)=島原署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして島原署は6日、十八親和銀行有明支店(長崎県島原市有明町)の亀井健太郎支店長(50)と行員の牧山健さん(30)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、8月11日の窓口業務終了後、60代女性が夫と来店。「市役所職員から電話があり、介護保険の還付金があると言われて来た。着いたらコールセンターに電話するよう指示された」と説明したため、応対した牧山さんは亀井支店長と共に詐欺の可能性があると説明。同署に通報した。
 同署で江口麿貴一署長から感謝状を受け取った亀井支店長は「このような犯罪がなくなるのが望ましい。今後も警察と連携し冷静な対応を心掛けたい」、牧山さんは「一刻も早く振り込みたい様子だった夫婦をなんとか説得できた。アンテナを張って、被害を防いでいければ」と話した。

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