【W杯アジア最終予選】来年1月日本戦で中国が帰化選手“大量投入”へ 強力ストライカーも

帰化軍団が猛威をふるいそうだ(ロイター)

警戒された中国の帰化軍団は不発に終わったが、今後の最終予選ではなりふり構わずさらなる秘密兵器を投入してきそうだ。

中国は7日(日本時間8日)に行われた日本戦で4人の帰化選手がベンチ入りした。FWエウケソンとDFブラウニングが先発し、0―1で迎えた後半18分にはFWアランとFWアロイジオを同時に投入。ついに〝帰化カルテット〟がベールを脱いだ。しかしアロイジオがピッチに入ってわずか6分後に警告を受けるなど気合いが空回り。揃って無得点で試合後は肩を落とした。

しかし帰化軍団の脅威はこれで終わりではない。日本は1月にホームで中国と対戦するが、メンバーを一新してくる可能性がある。

すでに2次予選で招集済みのFWフェルナンジーニョ(広州FC)と元アーセナルのMFニコ・イェナリス(北京FC)がスタンバイ。さらにノルウェー出身のMFジョン・ホー・サテル(北京FC)、ペルー出身のFWロベルト・シウーチョ(昆山FC)、7月に帰化が認められたばかりののブラジル人FWアラン・カルデック(深センFC)と強力ストライカーが控える。ブラジル代表としてプレーした経験もあるMFリカルド・グラール(広州FC)も今後帰化する可能性があり、危険な存在だ。

次に森保ジャパンが対戦するまでに帰化軍団がどんな変化を見せるか警戒は怠れない。

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