IR汚職実刑控訴の秋元司被告に「パー券男」の異名 保釈中にパーティー強行か

秋元司議員(東スポWeb)

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われ、無罪を主張した元自民党の衆院議員秋元司被告(49)に、東京地裁は7日、「収賄に限らず証人買収という前代未聞の司法妨害に及び、長期の実刑は免れない」として懲役4年、追徴金約758万円(求刑懲役5年、追徴金約758万円)の判決を言い渡した。弁護側は同日、判決を不服として控訴した。現職の国会議員が贈収賄事件で実刑判決を受けるのは異例。秋元議員も判決には納得できず、次期衆院選への出馬の意向を示している。

知人はこう語る。「勾留期間で痩せて、白系の服を着てもスッキリとした精悍さを取り戻したことに自信を持ったようで、ポジティブに選挙区内の江東区で駅頭演説をしていました」

緊急事態宣言がなければ、係争中でも政治資金パーティーを開催予定だった。 同知人は「パーティー券を売るのが得意で、財界の大物にかわいがられていました」と話す。先月末に予定されていたセミナーが、同宣言を受けて期間終了予定日後の今月16日に延期。秋元議員は地裁に保釈申請が認められており、知人は「宣言延長ならそのパーティーも再度延期の可能性があるでしょうが、保釈中でもやると思いますよ」とみている。

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