長崎原爆資料館を清掃奉仕 独機器メーカーの日本法人

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高圧温水洗浄機でタイル石にこびりついた汚れを洗い落とす社員=長崎原爆資料館

 休館中の長崎原爆資料館(長崎市平野町)エントランスで6日、大型の清掃機器を活用した清掃活動のボランティアがあり、開館以来25年の間にこびりついた汚れを洗い落とした。
 清掃機器メーカー、独ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン(本社横浜市)が、V・ファーレン長崎のスポンサー企業である縁で、長崎市に話を持ち掛けて実現。同社はエンジンタイプの高圧温水洗浄機など4台を持ち込んだ。
 エントランスに張られたタイル石は、風雨にさらされた部分に土ぼこりや樹液がこびりつき、コケも生えて黒ずんだ状態。同社の社員が高圧の水をタイル石に向けて噴射し、黒ずみを洗い落としていった。また、周辺の雑草には、100度の熱水を噴射して除草作業を進めた。
 同社によると、これらの清掃機器は化学薬品を使わないため環境に優しい点がメリット。同社はこれまで、広島の「原爆の子の像」や東京の「日本橋」など、各地のシンボル的な建造物の清掃ボランティアを実施してきた。
 同資料館指定管理者で施設長の森脇俊晴さんは「通常の清掃では手の届かない所をきれいにしてもらえてありがたい。休館明けにはきれいになった建物で来館者を迎えることができそうだ」と話していた。