ユニフレーム「ユニセラ」を使い倒す! ソロからファミリーまで拡張性抜群な卓上用炭焼きグリルの正体

こんにちは。なんのかんのでキャンプでは炭火焼肉で満足しちゃうくにぱぐです。ユニフレームの「ユニセラ」は、A4サイズながら4人で焼肉が楽しめる小型グリルの決定版というべき存在です。拡張性の高さを含め、使い勝手は最高の一言。こちらのグリルを今回はレビューしてみます。

【「ユニセラ」基本情報】A4サイズの炭火グリル! セラミック構造で熱効率抜群!

筆者撮影

「ユニセラ」はユニフレームから発売されている卓上用炭焼きグリルです。

非常に小型で、畳んでしまえばA4サイズながら、4人での焼肉が問題なくできてしまいます。このサイズは世の焼肉店で使われている網のサイズを元に考案されているということで、実際に使ってみると、なるほどと感じる手頃感があります。

卓上グリルですが、炭がグリルから誤って落ちてしまうようなことはない構造ですし、熱がテーブルを傷めるようなこともないので、特殊な金属テーブルでなくても問題なく乗せることができます。(※ 炭によっては爆ぜて火の粉が飛ぶことがあるため、なるべく良い炭を使いましょう)

「ユニセラ」はサイズのわりに厚みがあり、3.3kgと、かなりズッシリとした重さがあります。これは外側素材がステンレス製、そして内側がセラミック製であることに起因します。

ステンレスは汚れが付きにくく、丸洗いができるのが大きなメリット。いつでもピカピカの状態を保てるのはとてもありがたく、錆びも出にくいです。

そしてセラミックは温度が高くなると遠赤外線効果を発揮するので、炭火の効果が劇的に上がります。

肉に中心までしっかりと火が通るようになり、外側カリっ、内側フワっ、という感じに上手に焼けるのです。この効果は七輪のそれに近く、「ユニセラ」はこの結果、どんな焼き物も美味しく仕上がります。

また、ユニセラは豊富なオプションパーツが発売されています。

例えば、焼き鳥や焼き魚など串焼きに対応した焼き台、おでんを入れる鍋、熱燗と焼き物が同時に作れるキット、分厚いステーキを焼くための鉄板などです。過去に番組「おぎやはぎのハピキャン」でも熱燗を飲む場面で登場していましたね。

こうしたオプションパーツを買い集めていくのも「ユニセラ」ならではの面白さだと言えます。

ユニフレーム「ユニセラ」の魅力を徹底レビュー!

ユニフレーム「ユニセラ」の魅力を4つ、紹介していきましょう。

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魅力1:ソロからファミリーまで場所を選ばずバーベキューが楽しめる小型卓上スタイル!

「ユニセラ」は小型サイズなので、同じユニフレーム製の「焚火テーブル」をはじめ、さまざまなテーブルの上で使用できます。特に耐熱機能のあるテーブルでなくても、木製のテーブルでも大丈夫です。

大型のテーブルの中央に置けば、肉や野菜、魚介類など、豊富な食材を並べながら家族でバーベキューができますし、ソロ用の小型テーブルで、少しずつ食材を出しながらちまちまと焼いていく使い方もできます。

場所を選ばないのが「ユニセラ」の良さで、例えば雨天時にタープ下でバーベキューが簡単にできます。テント内でも使えますが、その場合、換気は十分に気をつけ、数か所はテントを開放し、空気が流れるような形を作るようにしましょう。

なお、使用時はオプションのサイドトレーを使用すると、調味料やトングが置けるので、テーブルの上がさらに広く使えますよ。

魅力2:火起こしは簡単! 特別な道具がなくても着火剤だけでいける!

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ユニフレーム「ユニセラ」はそれ自体が煙突効果を持っており、着火は非常に簡単です。待っているだけで30分もすれば全面的に熱々になるので、炭火の火起こしの概念が変わるほど。

「ユニセラ」の火起こし方法は、底のトレイに着火剤を並べ、そこに火をつけるだけ。内側のセラミックの保温効果もあり、これだけでOKです。

なお、着火剤によっては燃焼時間が短いものもあります。「ユニセラ」に適した着火剤としては、やはり同じユニフレーム製「森の着火剤」がおすすめです。これは間伐材の木屑と蝋で作られており、燃焼時間が長めなのが特徴です。

「森の着火剤」なら3片を「ユニセラ」の底に並べるとちょうど良く、しかも一発着火間違いなしです。

なお、炭は少量でもよいのですが、強火を早い段階からキープしたい場合はなるべくぎっしりと詰めるほうがよいですね。

魅力3:豊富なオプション! 冬場は鍋と熱燗だってユニセラでできる!

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ユニフレーム「ユニセラ」のオプション類は非常にツボを心得ていて、それぞれやりたい料理への想像をかきたててくれます。

画像では「熱燗あぶり台」にて一人鍋(水炊き)を作りながら、熱燗を作っているところです。冬場のソロキャンプにはたまりませんね。

「ユニセラ」のオプションは個々でみた場合の単価がそこまで高くはないので、一度にまとめて買うのではなく、やりたいことのイメージと相談しながら、少しずつ集めていくといいでしょう。

こちらの専用バッグであれば、本体含めてかなりの種類のオプションをしまっておくことができます。

魅力4:使ったあとはゴシゴシ丸洗いOK! 自宅兼用にも便利な手入れのしやすさ

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ユニフレーム「ユニセラ」は頑丈なステンレスでできており、非常に汚れに強いです。

焼肉などすると脂まみれになることもありますが、水洗いでタワシでゴシゴシこすってやればかなり汚れは落ちます。しかも内部のセラミック部分でも問題なく洗えます。

「ユニセラ」は結構小型なので、私の場合、キャンプ場では洗わず、ビニール袋などにくるんでそのまま持って帰ってきて、自宅の台所で洗剤とお湯を使って丁寧に洗っています。そのまま天日などで干しておけばいつでもピカピカというわけです。

場合によっては自宅で使う可能性もあるので、キャンプ用グリルとはいえ、この辺は徹底したいですね。

なお、「ユニセラ」は欠損用の予備パーツも豊富に揃っており、内部のセラミック版や足につけるゴムパーツであっても個別に購入可能です。洗浄時に欠損に気づいた場合は、そうしたパーツを補充すればかなり長く使うことができるはずです。

ユニフレーム「ユニセラ」がオススメな方

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小型卓上グリル ユニフレーム「ユニセラ」はこんな人にオススメです。

ソロだけども贅沢キャンプがしたい方

ユニフレーム「ユニセラ」は最大使用人数を4人程度としていますが、やはり遊んで楽しいのはソロキャンプでしょう。なおかつ一人で贅沢を楽しむキャンプであればユニセラは最高です。

厚揚げやエイヒレ、ハマグリ、ソーセージなんかの居酒屋メニューをたくさん買い込んで、「余ったら家で食えばいいや」と、好きなものから焼いていったりするのは至福です。

「ユニセラ」の醸し出す居酒屋ムードは得も言われぬものだと思います。

家でもタープ下でもどこでもバーベキューがしたい方

ユニフレーム「ユニセラ」は非常にしっかりとした作りなので、場所を選ばずバーベキューができます。どこに置こうが熱による影響が出にくく、炭や火の粉が飛ぶこともほとんどありません。

なので雨中のキャンプでも、タープ下やテント下でバーベキューができるのです。

また「家で焼肉をしたいけどガスや電気で焼くのはちょっと…」という人には、「ユニセラ」は本格的でおすすめです。着火はキッチンやベランダでもできます。

なお、炭火は一酸化炭素を多量に排出します。自宅の場合は窓を開け、換気扇を回すようにしましょう。また、テントの場合は必ず複数個所を大きく開け放ち、風がテント内を流れるようにしましょう(一か所だけでは一酸化炭素はテント内から出ていきません)。

また、一酸化炭素チェッカーも極力使用するようにしましょう。

ユニフレーム「ユニセラ」をオススメしない方

小型卓上グリル ユニフレーム「ユニセラ」ですがこんな人にはオススメできません。

グリルを焚き火台と兼用したい方

ユニフレーム「ユニセラ」は小型であり、また特殊な形状をしているため、焚き火台として使用することは難しいです。

ユニフレームには「ファイアグリル」という、焚き火台とバーベキューグリルを兼ねたアイテムがありますが、こうした使い方は検討しないほうがよいでしょう。

従って、焚き火とバーベキューグリルを兼用で1つだけ買いたい、という人には「ユニセラ」はおすすめできません。

なるべくローコストで調理器具を揃えたい方

ユニフレーム「ユニセラ」の一番の欠点は、グリルとして見た場合、決してお安くはないということです。
専用バッグやオプションまでつけると、あっという間にかなりの金額になってしまいます。

便利な「ユニセラ」ですが、いろいろと買い揃えないといけない初心者キャンパーが手を出すと、他の調理器具が揃わない懸念が出てきます。

全体的な予算と良く相談して購入を決めましょう!

ユニフレーム「ユニセラ」の評判・口コミ

ユニフレームの口コミを見ていると、「ユニセラ」はやはりガレージなどの屋内でも便利ですね。

使い方は、焼き鳥やダッチオーブン、鰻の蒲焼きまで実に様々で面白いです。

ユニフレーム「ユニセラ」は末永く使える相棒! あちこちに持って出かけよう

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ユニフレーム「ユニセラ」は小型かつ拡張性が高いグリルなので、アイデア次第でいろいろな使い道があります。

私は花見などのイベントにも持っていきますし、雨の日のバーベキューや自宅バーベキューでも使えます。

頑丈で交換パーツも多いため長く使えますし、常に手元に置いておき、いろいろと活躍させてみると面白いでしょう。

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