明日は殿堂入り式典 ジーターら「2020年当選組」が殿堂入り

日本時間9月9日、いよいよデレク・ジーター、ラリー・ウォーカー、テッド・シモンズ、マービン・ミラーの4人の殿堂入り式典が行われる。この4人はいずれも2020年に殿堂入りが決定したものの、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により昨年は殿堂入り式典が中止に。延期されたセレモニーは、当初は今年7月に行われる予定だったが、観客のワクチン接種を進めるために再延期されていた。最大の注目はもちろんジーター。ヤンキースの名遊撃手は殿堂入り式典のスピーチで何を語るのだろうか。

今年の殿堂入り式典はジーターら「2020年当選組」と新たに選出された「2021年当選組」の合同で行われる予定だった。しかし、今年の殿堂入り投票では新たな当選者が生まれず、新型コロナウイルスのパンデミックの影響でベテランズ委員会の選考も行われなかったため、新規の殿堂入りはゼロ。よって、「2020年当選組」であるジーター、ウォーカー、シモンズ、ミラーの4人を対象として殿堂入り式典が行われる。「MLBネットワーク」では日本時間9月9日午前0時からライブ配信を行い、殿堂入り式典は同午前2時30分にスタートする予定だ。

今回の殿堂入り式典には「2020年当選組」を含む34人の殿堂入り選手が出席する。なお、「史上最高の捕手」と呼ばれるジョニー・ベンチは新型コロナウイルス感染により出席できない。記者投票によって殿堂入りしたジーターとウォーカーは、それぞれヤンキースとロッキーズのキャップで殿堂入りする。ベテランズ委員会の選考によって殿堂入りしたシモンズはカージナルスのキャップを選択した。ミラーは選手会の専務理事を務めた人物であり、2002年に95歳で亡くなっている。

今年の殿堂入り式典が終了すると、次は2022年の殿堂入り投票に目が向けられる。最大の注目ポイントは有資格最終年(10年目)を迎えるカート・シリング、ロジャー・クレメンス、バリー・ボンズの殿堂入りの行方だ。また、デービッド・オルティスとアレックス・ロドリゲスが殿堂入り投票に初登場するため、この2人がどのような評価を受けるかという点にも注目が集まりそうだ。

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