【MLB】大谷翔平&ダルビッシュが笑顔の野球談義 マドン監督も感慨「とっても良い時間」

会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)

大谷、ダルビッシュの談笑にマドン監督も参戦「優れた人と働く機会がある人は多くない」

■エンゼルス 4ー0 パドレス(日本時間8日・サンディエゴ)

エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、指名打者制のない敵地・パドレス戦の8回に代打で出場。二塁内野安打を放ち、3試合ぶりの安打をマークした。1打数1安打で打率.257。チームは先発・ノートンが5回2安打無失点。7回にアデルがチーム初安打の決勝2点打を放って4-0で完封勝ちした。ジョー・マドン監督は「パッキー(ノートン)の貢献が大きい。こういう試合に勝つにはこういう投球をしないといけない。アデルは1日通してスネルを相手に良い打撃をしていた」と称えた。

大谷は2点リードの8回1死で登場した。敵地は打席前から拍手喝采の大盛り上がり。左腕・ヒルの初球シンカーを詰まりながらも中堅方向へ打ち返し、二塁内野安打とした。代打待機は8月8日(同9日)の敵地・ドジャース戦以来27試合ぶり。この日の一打で、今季の代打成績は9打席に立ち、4打数2安打の打率.500、3四球1死球、1犠飛となった。2死後、暴投で三塁へ進んだが、得点にはつながらなかった。

試合前には日本時代の先輩にあたるダルビッシュ有投手に挨拶。ダルビッシュが大谷の太ももに触る場面や、大谷がボールの握りを見せるなど野球談義に花を咲かせたようだ。試合後、両投手の談笑に加わったマドン監督は笑顔を交えて振り返った。

「ダルビッシュとは良い関係で、会う度に『家族は元気か?』などと聞いてくれる。それは謙虚でクールなものだった。そしたらショウヘイがやってきて一緒に話をした。彼らは互いにフレンドリーで尊敬しあっている。2人の監督を務める機会があったので、私にとっても良い時間だった。彼らのように選手としても人間としても優れた人と一緒に働く機会がある人はそう多くはないからね」

8日(同9日)は少年時代から憧れていた先輩右腕と初対戦する可能性もある。「どこでいっても打てる準備はしたいなと思っています」と意気込んでいる。指名打者制のない交流戦で2戦連続ベンチスタートが濃厚だが、注目の一戦となりそうだ。(Full-Count編集部)

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