【自民党総裁選】河野氏、ワクチン業務「しっかりやる」 安倍、甘利氏と会談も

会見する河野行政改革担当相=8日午後、東京都千代田区

 河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は8日の会見で、自民党総裁選に出馬した場合でも、新型コロナウイルスのワクチン担当の業務を全うする考えを示した。「特に業務に影響が出るとは思っていない。ワクチンを含め、しっかりやっていきたい」と述べた。

 河野氏はワクチンの各都道府県への供給を巡り、「第4コ-ナ-を回って、直線に入ってきたとは言えると思う」と強調。横浜市が夕方5時以降も接種できる会場を設けるなど、若い世代向けの接種促進策が広がっていることにも言及し、「都道府県は市町村と調整して、効果的な接種を進めてほしい」と期待を寄せた。

 河野氏はこの日、安倍晋三前首相を国会内の事務所に訪ねて会談。総裁選を巡って協議したとみられるが、会見では「いろいろな方にお目にかかっている。会話の中身は差し控えたい」と述べるにとどめた。会見後には、所属する麻生派重鎮の甘利明党税制調査会長(13区)とも国会内の事務所で会談した。

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