WEリーグ開幕を前に、アルビレックス新潟レディースの監督、選手らが花角知事を訪問

左から、一般社団法人新潟県サッカー協会会長柄沢正三氏、アルビレックス新潟レディース代表取締役山本英明氏、花角英世新潟県知事、児野楓香選手、北川ひかる選手、村松大介監督

アルビレックス新潟レディースの村松大介監督、北川ひかる選手、児野楓香選手らは8日、日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」開幕を前に花角知事を表敬訪問し、今後の抱負や決意を伝えた。

WEリーグは9月12日に開幕。全11チームが総当たり戦を行い、シーズン中にホーム、アウェイ合わせて全20試合を行う。

「今日知事を訪問したことで、新潟を代表して戦うということを改めて実感できた」と、監督、選手は気持ちも新たに開幕戦に挑む

通常の総当たり戦では、チーム数が偶数となるが、『WEリーグ』は全11チーム。

その理由についてアルビレックス新潟レディースの山本英明社長は、「試合のないチームが1チームあります。そこを女性活躍やジェンダーレス、ジェンダー平等につながる活動、また地域振興を含め、WEアクションという活動をする日に充てる予定です。サッカー教室などで地域の中に我々も参加させていただくことも大事な活動だと思っています」と話した。

村松監督から選手のサイン入りボールを受け取る花角知事

新潟の米が大好物だという愛知県出身の児野選手と石川県出身の北川選手に、花角知事は「新之助は食べたことがありますか?おいしいですよ」とPR。両選手とも食べたことがあると答え、緊張気味だった表情をほころばせた。

選手から背番号12「HANAZUMI」とネームの入ったユニフォームをプレゼント

チーム内で新型コロナウイルス感染者が出たことから、先日まで2週間練習できない期間があった。だが、「今まで積み重ねてきたものがあるので問題ないと思っている。あとはコンディションを上げながら12日の開幕を迎えたいです」と村松監督も太鼓判を押す。

北川選手は「プロチームに所属することは子どものころからの夢でした。ひたむきなプレーなど、アルビらしいサッカーを体現していきたい」と目標を語った。児野選手は「今までは働きながらサッカーをしていました。サッカーに専念できる環境を与えてくださったことに感謝しながら、勝利にこだわったプレーをしたい」と、サッカーに専念できる喜びを話していた。

記者会見で北川選手(右から2人目)は、「子どもたちが憧れてくれるような選手になりたい」と今後の抱負を語った

開幕戦は12日(日)デンカビッグスワンスタジアムで17時キックオフ。

新潟を背負って戦うという覚悟を持って開幕戦に挑む選手たちに、県民からもパワーを送りたい。

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(文・太田広美)

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