5回4失点の巨人・山口に原監督「何て言うか、大事にいったという感じ」

初回、牧にタイムリーを打たれた山口(東スポWeb)

右腕の後半戦初勝利はまたもお預けだ。巨人の原辰徳監督(63)が1―4で敗れたDeNA戦(横浜)後、この日先発して5回4失点に終わった山口俊投手(34)について言及した。

3勝目を目指し、古巣相手に先発した山口だったが、立ち上がりを攻められ二死一、三塁から宮崎に適時中前打、続く牧にも適時打と計2点を早々に献上した。

その後、立ち直った右腕だったが4回、味方の守備に足を引っ張られた。一死一、三塁で伊藤を遊ゴロに打ち取り併殺プレーに入ったが、二塁・吉川が一塁へまさかの悪送球で失点。さらに5回一死満塁で二ゴロを吉川が握り直してしまい、一塁はセーフ。痛恨の4点目を失った。

降板後「チームの流れの中で、先取点を与えてしまい、その後も粘り切れなかったことが反省です」と口にした山口。原監督も、立ち上がりに苦しんだ右腕を「何て言うか、大事にいったという感じでしょうね。荒々しくいっている方が俊はね、よくあるよね」と評した。

指揮官の期待に応える豪快な投球を取り戻し、次戦こそ後半戦初白星を狙う。

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