BMX長迫、トラック種目に転向 笠岡で会見「パリ五輪を目指す」

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トラック種目に転向し、パリ五輪への挑戦を表明した自転車BMXレース東京五輪代表の長迫吉拓=笠岡市役所

 自転車BMXレースの東京五輪男子代表の長迫吉拓(27)=JPF=が8日、故郷の笠岡市で会見し、BMXでの競技生活を終え、トラック種目で2024年パリ五輪に挑む考えを表明した。静岡県伊豆市を拠点にナショナルチームの練習に参加し、10月にフランスである世界選手権出場を当面の目標とする。

 会見で長迫はこれまでの地元の応援に感謝した上で今後のプランを明かした。当初は東京五輪で一線を退き、後進の育成に当たる考えだったが、海外でのトレーニングパートナーが今大会でメダルを獲得したことに刺激を受けたという。「年齢的にもう一度、挑戦できるのであれば」と現役続行を決意。「限界を感じていた」と言うBMXレースに別れを告げ、トラック転向に踏み切った。

 長迫はトラック種目でも2017年世界選手権や19年ワールドカップの日本代表経験があり、3人でメンバーを組むチームスプリントで第1走者を務めた。トラックでの東京五輪出場を目指した時期もあり「スタートダッシュが自分の長所。そこを生かしつつ、座った状態からの加速を改善できれば、かなり良いタイムが狙える」と話した。

 BMXレースで2大会連続出場となった東京五輪は、1回戦で1組5位となり、各組上位4人による準決勝進出を逃した。8月22日の世界選手権(オランダ)は39位だった。

 ながさこ・よしたく 笠岡・大島中出。4歳のときに笠岡湾干拓地でBMXを始め、17歳でアジア選手権ジュニアを制覇。2012年から練習環境の充実したスイスを拠点に世界を転戦し、13年世界選手権で日本勢初入賞(7位)、18年アジア大会で優勝した。五輪はリオデジャネイロ、東京の2大会連続出場。トラック種目のチームスプリントでは17年世界選手権で日本の7位に貢献した。173センチ、72キロ。