中国メディアが李鉄監督「前髪フーフー28年の秘密」を特集 国民は「愚か」と酷評

「前髪フーフー」が話題になっている中国・李鉄監督(ロイター)

カタールW杯アジア最終予選で、日本に0―1で敗れ最下位となった中国・李鉄監督(43)の「前髪フーフー」が日本でも話題になった。競技より注目を集めたことで、中国では李監督の「フーフーの秘密」までが特集されている。

中国「紅星新聞」によれば、同監督のフーフー歴は28年。子供のころから長い髪を望んでいたが、チームのコーチが厳しく、ずっと角刈りを余儀なくされた。チャンス到来は16歳の時。クラブチームの一員としてブラジルで練習に参加すると、長髪が可能に。前髪が目を覆うスタイルになった。李鉄監督は「当時は金がなく、地元の散髪代が高かったため、長くなった前髪を無意識のうちに吹き飛ばしているうちに、フーフーが習慣になった」と話しているという。

以降、28年間同じ髪形。2019年に、中国スーパーリーグの武漢の監督になった際、ファンが試合中に前髪を吹く回数を数えたところ、7秒間で9回髪を吹いたという記録まであるから筋金入りだ。

一躍?日本でも有名になった李監督だが、苦境に立たされていることに変わりはない。日本の森保一監督との〝崖っぷち対決〟で敗れ、中国のサッカーファンからは「李鉄は前髪をフーフーする以外に何もできない」「愚かな鉄」などとブーイングの嵐。次戦のベトナム戦に向け「1か月で練習をしっかりし、選手の体調を最高の状態に整えたい」と話しているが、険しい道のりが待っている。

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