【2023年版】見ごろはいつ? 東京のオススメ紅葉名所10選

東京の紅葉はいつ?

四季の移り変わりが顕著な日本では、冬は雪、春は桜、夏は花火、秋は紅葉と、その季節にしか見られない景色が堪能できます。例年、11月~12月上旬に東京では紅葉の見ごろを迎え、街や公園が赤や金色に染まります。

本記事では東京都内で楽しめる紅葉スポットを10個ご紹介します。秋の日本旅行で紅葉狩り(もみじがり)を楽しんでみてはいかがでしょうか。

なお、紅葉時期は年によって異なります。本記事は平均的な時期を記載しているので、参考までにご覧ください。

1.東京でもっとも有名な紅葉スポット「明治神宮外苑」

テレビドラマのロケ地としてもよく利用される「明治神宮外苑」の紅葉は、青山一丁目駅が最寄りの明治神宮外苑「青山通り口」より約300メートルの道の両側に立ち並ぶ、イチョウ並木が綺麗です。

木の数は146本。最盛期には黄金色(こがねいろ)に色づき、陽の光に照らされると光り輝くトンネルのようになります。

11月15日前後〜12月の1週目あたりに行われる「神宮外苑いちょう祭り(※)」では、日本各地の名産品や、大道芸のライブパフォーマンスなどが楽しめます。

※:2023年の開催は未定です。

例年の紅葉時期

11月下旬〜12月上旬
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2.和洋さまざまな庭園様式で紅葉を楽しめる「新宿御苑」

新宿御苑」は、江戸時代大名・内藤家の屋敷跡地にできた庭園です。1906年に皇室庭園となり、第二次世界大戦後に一般公開されました。

58.3ヘクタールの広大な苑内にはフランス式整形庭園(せいけいていえん)、イギリス式庭園、日本庭園などさまざまな形式の庭園があります。

同じ紅葉でも、庭園の趣(おもむき)が異なると見え方も変わるもの。またフランス式整形庭園ではバラの花も秋に見ごろを迎えます。

閉園は16:30(最終入園16:00)、入園料は500円(学生は250円)です。

例年の紅葉時期

11月上旬〜12月上旬(ハナミズキの紅葉は10月中旬〜下旬)
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3.「代々木公園」でピクニックと紅葉狩り

1964年の東京オリンピックで選手村として使用された「代々木公園」。その後1967年に開園しました。
約54ヘクタールの広大な敷地に、ケヤキ1,000本、イチョウ200本、モミジ100本など、6種類の木々の紅葉が楽しめる、都内でも定番の紅葉スポット。

駅からのアクセスもよく、週末にはサイクリングやピクニック、楽器を練習する人、さまざまなイベントやフリーマーケットなども行われ、たくさんの人で賑わいます。レジャーシートを広げて、紅葉を見ながらゆっくり自然を堪能してはいかがでしょうか。

例年の紅葉時期

11月下旬〜12月上旬
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4.将軍にも愛された本格的日本庭園「六義園」

せっかく日本に来たからには、本格的な日本庭園を散策してみたい。そんなときには「六義園(りくぎえん)」がオススメです。

六義園は1702年、約8.9ヘクタールの平坦な土地に丘を築き、水を引いて池を作るなどして完成させた回遊式築山泉水庭園(※1)です。

庭園の完成当時、江戸時代将軍徳川綱吉(とくがわつなよし)が、58回も通ったという記録が残されています。完成度の高さは将軍のお墨付きでした。

モミジやイチョウなど約560本が紅葉し、園内を彩ります。夜には、この時期ならではの紅葉ライトアップも大注目です。普段は入園ができない夜間に特別開園し、20:30まで紅葉が楽しめます。庭園のライトアップのほか、土蔵壁面へのプロジェクション投影や園内各所にフォトジェニックな撮影スポットが設置されています。

ぜひ、「庭紅葉(にわもみじ)の六義園 夜間特別観賞」に足を運んでみては?

2023年のライトアップは開催予定です。詳細はこちらで確認しましょう。

例年の紅葉時期

11月下旬〜12月上旬

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5.高層ビルと日本庭園が一緒に見れる「浜離宮恩賜庭園」

都内のオフィスビルが立ち並ぶ中に突如現れるのが「浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)」。園内にある「潮入の池(しおいりのいけ)」の水は海水からなり、干潮のタイミングで池の様子も変わります。

海水の池は東京都内でここだけなのだとか。周辺にはトウカエデやモミジが植えられており、美しい紅葉が楽しめます。

また2本の橋で結ばれた島には茶屋があります。抹茶や和菓子が食べられるので、赤く染まった木々を見ながら、日本の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

周辺の地域には、もんじゃ焼きで有名な「月島」、市場のある「築地」もあります。

例年の紅葉時期

11月中旬~12月上旬
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6.池と紅葉の美しい景観を堪能する「小石川後楽園」

各地の有名な景観を再現して作られている「小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)」。メインとなる景観「大泉水」は滋賀県の琵琶湖を表現したといわれています。

京都・嵐山付近の川を模した「大堰川(おおいがわ)」付近では、赤塗りの橋・通天橋と紅葉のコラボレーションが見事。水面に映る赤や黄色の木々も美しい景色を作り出します。

ほかにも、見ごろの時期は紅葉のトンネルができる「紅葉林」など見どころがたくさん。11月には紅葉まつり(※)も開催されます。

周辺にはレストランや遊園地、スパなどの複合アミューズメント施設「東京ドームシティ」もあるので、紅葉を楽しんだ後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※:2023年の紅葉まつりは開催予定です。詳細は公式HPからご確認ください。

例年の紅葉時期

11月下旬~12月上旬
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7.それぞれの楽しみ方で紅葉を満喫「井の頭恩賜公園」

公園の中心にある「井の頭池」を筆頭に、遊歩道や、井の頭自然文化園、三鷹の森ジブリ美術館など、「井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)」にはさまざまな施設があります。

園内は秋になると、赤や黄色に染まった約600本の木々が秋の景色を作ります。井の頭池ではボートに乗ることもできるので、池から木々を眺めるのも井の頭公園らしい楽しみ方。

ほか、池の周りをゆっくり散歩したり、ベンチに座って静かに眺めたり、思い思いの過ごし方を楽しんでください。

例年の紅葉時期

11月中旬~12月中旬
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8.国内最大級の広さをもつ「国営昭和記念公園」

総面積180ヘクタールと、日本国内でも最大級の広さをもつ昭和記念公園では、チューリップやヒマワリ、コスモスなど1年を通してさまざまな花が楽しめます。中でも秋はイチョウの紅葉が大人気。

オススメスポットは「カナール」と呼ばれるまっすぐの道。「であいの広場」から約200メートル続いており、道の脇に沿ってイチョウが植えられています。

また園内にはモミジも多く、日本庭園からの景色も一見の価値あり。お茶屋もあるので和菓子と抹茶も楽しめます。

例年の紅葉時期

11月上旬~下旬
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9.「高尾山」で紅葉を見ながらハイキング

新宿から電車で約1時間で行ける「高尾山」。7個のハイキングコースがあり、所要時間や難易度によって選べます。高尾山頂はもちろん、ケーブルカー沿線でもモミジの紅葉が楽しめます。

例年11月初旬~月末で「高尾山もみじまつり」を開催(※)。コンサートや東京こけし、日本酒の販売などさまざまな催しものが開かれています。

※:2023年の「高尾山もみじまつり」は、10月29日〜12月4日で開催予定です。

例年の紅葉時期

11月上旬~11月下旬
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10.紅葉に囲まれた「御嶽渓谷」の遊歩道を歩く

新宿から電車で約1時間半、多摩川上流に位置する「御嶽渓谷(みたけけいこく)」では澄んだ空気の中、森林浴と美しい紅葉が一緒に楽しめます。JR青梅線御嶽(みたけ)駅の近くには、約4キロメートルも続く遊歩道が整備されており、ハイキングにもぴったり。

遊歩道の終盤では、豆腐料理や現地の日本酒が楽しめる「小澤酒造」の施設があります。酒蔵見学もできるので、ハイキングの後にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

例年の紅葉時期

11月中旬~下旬
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おわりに

歴史ある庭園を彩る紅葉、大自然の中で色づく紅葉、東京ではその両方が楽しめます。体験したい内容に合わせて、秋の景色を堪能してください。

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