【解説】新たに開幕する女子サッカー「WEリーグ」とは 参加チーム、参加条件は?「WE」の意味は

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日本初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」が12日に開幕する。東京五輪では、金メダルを目指していた女子日本代表「なでしこジャパン」がベスト8で敗退。新たな挑戦で、人気と実力の再興を図る。

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WEリーグには、なでしこリーグで優勝争いの常連だった日テレ東京VやINAC神戸、三菱重工浦和などの強豪に加え、Jクラブの女子チームとして誕生した大宮と広島も参戦する。今季は11チームで当面は降格がない。九州のクラブは初年度の参戦を見送った。

WEリーグでは1チーム15人以上とのプロ契約が必要。最低年俸を270万円以上と設定し、サッカーに専念できる環境を整える。競技力を向上させるため、リーグが「外国籍女子選手受け入れ支援制度」を制定。欧米の強豪選手と契約したクラブには320万円の補助金を交付する。

「WE」は女性活躍を意味する「Women Empowerment」の頭文字から付けられた。指導者や役員に女性1人以上を含むことや、ホームスタジアムに託児施設を設置することなども参入基準に入れている。WEリーグの岡島喜久子チェアは「ジェンダー平等や地域の活性化についても発信し、次の世代に影響を与える存在にしたい」と説明する。

○…昨年のなでしこリーグを制した三菱重工浦和の柴田主将=北九州市出身=は「初代王者を目指して浦和らしい戦いをしたい」と誓う。

元日本代表MF猶本=福岡県小郡市出身=との中盤コンビを軸にハードワークで頂点を狙う。初戦の相手は日テレ東京Vで、互いに東京五輪代表がそろう強豪同士の一戦となる。

東京五輪でも活躍した杉田=北九州市出身=を擁するINAC神戸は、12日午前10時から大宮と対戦する。