大麻摘発57人 若者大半 県内昨年、過去10年で最多

 県内で、大麻取締法違反容疑で若者が摘発される事案が相次いでいる。県警のまとめによると、2020年の全体の摘発者数は過去10年間で最多の57人、21年も7月末現在で27人と高いペースで推移し、いずれの年も30代以下が9割を占める。SNS(会員制交流サイト)で容易に入手でき、「依存性がない」など間違った認識が広まっていることが要因。関係機関は「所持だけでなく密売や別の犯罪に発展する例も多く、甘い誘いに乗らないで」と警戒を呼び掛けている。

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