【カーリング】LS・藤沢五月「今度は冬の選手がお返しする番」 東京五輪・パラから刺激 

藤沢五月

カーリングの日本代表決定戦(10日開幕、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)を前に、ロコ・ソラーレ(LS)のスキップ・藤沢五月(30)が東京五輪・パラリンピックの選手たちから大きな刺激を受けている。
今大会は2021年日本選手権覇者の北海道銀行と18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)が対戦。先に3勝したチームが12月に予定されている世界最終予選(開催地未定)に日本代表として出場し、3位以内に入れば北京五輪切符を手にできる。

9日の前日会見に出席した藤沢は「五輪は自分がチームスポーツをやっているので、チームスポーツをよく見ていた。ソフトボールがすごい感動したのを覚えている。13年前の決勝も生で見ていて、上野(由岐子)投手が本当にすごいなって言葉しか出ないくらい感動した。やっぱりチームで勝ち取った優勝なんだなと思った」と神妙に語った。

5日に閉幕した東京パラリンピックもテレビで観戦。「ボッチャはカーリングと似ている部分があると聞いていて、きちんと見るのは初めてくらいだったが(個人で金メダルの)杉村(英孝)選手がめちゃくちゃ上手だったじゃないですか。絶対あんなのは私にはできないって思ったが、カーリングと同じで1エンド、2エンドと言っていたので、すごく親近感がありながら見た」と振り返った。

夏季大会は幕を閉じたが、約5か月後には冬季大会がスタートする。「すごく感動をもらったし、スポーツの力を感じた。その力を今度は冬の選手がバトンタッチして、応援して下さる方々にお返しする番」。まずは代表決定戦を制し、北京切符を引き寄せる覚悟だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社