ボクシングの帝拳ジムは、10月開催を視野に入れていたIBF世界スーパーフェザー級3位の尾川堅一(33=帝拳)の同級王座決定戦の相手が変更になったと9日までに発表した。対戦相手は同級2位のアジンガ・フジレ(南アフリカ)となる。
当初は今月11日にUAE・ドバイで同級1位シャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)との対戦が予定されていたが、相手のケガにより延期に。再日程に10月を予定する中、ラヒモフの復帰に時間がかかることが考慮されフジレ陣営との交渉を進める運びとなった。
尾川は2017年12月に米ラスベガスで行われたIBF同級王座決定戦で判定勝ちも、その後に禁止薬物の検査で陽性が判明して無効試合となった。それ以降、ようやく巡ってきた世界戦だった。
延期、さらにここにきて相手が変更。日時、開催地も未定の状況だが、尾川は所属ジムを通じ「ラヒモフに勝った後で戦わなくてはいけない相手だとは思っていたので順番が変わっただけです。特にこれといって驚きはありません、同じサウスポーですしね。日本人選手と南アフリカ人選手なので今度はドバイ開催はなさそうですが、もちろん南アフリカで戦うことになっても構いません」とコメント。不動心を貫いてベルトを奪取するつもりだ。