明日香村 牽牛子塚古墳 地元の児童・生徒らが石板に記名

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 復元整備の工事が進む明日香村の牽牛子塚古墳で、地元の中学生が古墳の表面を覆う石の板に名前や願いごとなどを書き込みました。

 きょうは、村立聖徳中学校の生徒が訪れ、村の教育委員会の職員から古墳についての説明を受けました。そのあと、墳丘の表面を覆う凝灰岩の石の板に、油性のマーカーで名前や将来の夢、願いごとなどを書き込みました。牽牛子塚古墳は、7世紀後半に築かれたと考えられていて、飛鳥時代の女帝・斉明天皇の墓とする説が有力です。

当時の天皇などが採用した八角墳という珍しい形をしており、村の教育委員会が、2017年度から築造当時の姿に復元するための整備事業を進めています。

明日香村教育委員会文化財課・北村旭さん

「明日香村全体からこの場所を見ることができます。古墳に書いたものを残すことで大きくなっても古墳に興味を持つ。みんなにこういう体験をしたと伝えることで皆さんが興味を持っていただくことにつながる。それが一番の目的です。」

 記名体験は、村内の幼稚園児から中学生までの400人あまりが対象で、書き上がった石の板は順次、墳丘に貼りつけられます。復元整備は、そばにある越塚御門古墳と一体的に行われており、今年度中に完了し、その後、一般公開される予定です。