あの大物の影響で舞台の魅力に目覚めたKATーTUN・上田竜也

KATーTUNの上田竜也が主演を務める舞台「Birdland」(10月3日まで)が9日に東京・渋谷区のPARCO劇場で初日を迎えたことを、各メディアが報じた。

同作は英国を代表する作家サイモン・スティーヴンス氏による戯曲で、劇団「ゴジゲン」主宰で作・演出・出演までこなす松居大悟氏が演出を担当する日本初上演の舞台。

世界的な人気の絶頂にあるロックスターの世界ツアー最後の1週間に焦点をあて、富や名声によって変えられ、観衆にスターとして消費されていく1人のロックスターを描くという。

ロックスターのポールを演じる上田は、公演初日に向け「この作品がどんな風に感じてもらえるのかすごく気になっています。相手、観客に訴えかける作品なので、1人1人の捉え方は違うでしょうし、それぞれどういう風に思い、何を感じて帰られるのかということがとても楽しみで、幕が上がるのを待っています」とコメントを寄せている。

上田は2009年の初舞台「ロミオとジュリエット」で初主演を務めたが、その後、すでに天国に旅立ったあの大物の薫陶を受けることになる。

「13年に上演された『冬眠する熊に添い寝してごらん』で蜷川幸雄さんの作品で初主演をつとめた。上田にとっては舞台2作目だったが、蜷川さんは起用理由を『どうも目障りな人がいて、ちょっと素直じゃなさそうに見えた。角度が普通と違う人に親近感を持つ』と説明。その舞台でたっぷりしごかれ、舞台の魅力に目覚めてしまった」(演劇担当記者)

ジャニーズ関連の作品以外では2年ぶりの舞台となるが、舞台の師匠でもある蜷川さんが天国で見守ってくれているはずだ。

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