欧州中銀、資産購入ペースを減速

コロナ追加量的緩和で

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 【ロンドン共同】欧州中央銀行(ECB)は9日の理事会で、新型コロナウイルス対策として実施している追加金融緩和で資産購入のペースを減速させることを決めた。ユーロ圏経済が回復傾向を示しているためで、金融政策の正常化への道筋になる可能性がある。米国などの緩和縮小の判断にも影響しそうだ。

 国債などコロナ対策の資産購入は通常の量的緩和策とは別枠で2020年3月に開始。金利上昇を抑え個人や企業の資金調達を支援する役割がある。総額で1兆8500億ユーロ(約240兆円)に上り、9日の理事会で少なくとも22年3月まで買い取りを続ける従来方針を維持し政策金利は据え置いた。