中川翔子、いじめにあった経験語る「今つらい人たちの“隣れる”(となれる)存在に」「命だけは守らなきゃ」

この番組をラジコで聴く

『明日への扉~いのちのラジオ~』(ラジオ大阪 火曜 夜10時~)は、シンガーソングライター 川嶋あいが、コロナ禍で不安や孤独を感じている人、生きる希望を見失いつつある人などに向け、明日への扉を開けていこうとメッセージを送る番組です。毎週、人に勇気を与えるさまざまな活動をするゲストから話を聞き、どのような経験をして、様々な苦労からどう前へ進んできたのかを紐解きます。

9月7日からの3週にわたっては、タレントの中川翔子さんを迎えます。歌手・女優・声優・イラストレーター・動画配信など多方面で活躍し「しょこたん」の愛称で親しまれる中川さんは、自身がいじめにあった体験を綴ったエッセイ『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』を2019年に出版しました。さらに、講演などにも登壇し、辛い状況にある子どもたちの心に寄り添おうと活動しています。

いじめにあった経験と、その心に寄り添う難しさ。大人ができることは・・・?

1週目は、中川さんがいじめの標的になっていたという中学時代の経験を中心に聞きました。「ちょっとでも周りから浮いてしまうと、毎日が地獄の時間になってしまう。それは、理由すら思い出せないような些細なことの蓄積。すごく怖かった。早くこの時間から逃れたいと思っていた」と、“学校”という世界の特殊さと、そこでの苦しさを語った中川さん。当時、それから逃れるようにアニメや漫画に没頭していたことが、現在の仕事の役に立っていることについて「当時は気付かなかったけど、“さなぎの時間”だったんだなって」と肯定的に捉える一方、「でも、」と言葉を続け、「それは後から気付けること」と言います。大人からの励ましの言葉に反発した自身の経験から、「今、傷ついている子にとっては、その何分間が長い地獄。軽々しく(励ましの言葉は)言えない」と追い詰められている子どもたちの思いを代弁するように話しました。

そんな中川さんでも、実際に子どもたちの声と心に向き合うと「当時のことを忘れないでいようと思っていたつもりだった。死にたい夜を乗り越えた先にいる大人として“隣れる”(となれる)存在になろうと思っていたけど、難しさを感じた」と明かします。それでも、「耳を傾ける人がいっぱいいなきゃいけない。子どもは先生も親も選べない。『命だけは守らなきゃいけない』と大人たちが思っていなければ」と信念を語りました。

続く2週目(14日放送)は、中川さんが芸能界で経験したバッシングや苦労を振り返り、3週目(21日放送)はNPO法人「あなたのいばしょ」の大空幸星さんを加え、3人で孤独・孤立で苦しむ人たちにエールを送ります。

明日への扉~いのちのラジオ~

放送局:OBCラジオ大阪 他1局ネット

放送日時:毎週火曜 22時00分~22時30分
※放送局によって日時が異なる場合があります。

出演者:川嶋あい、中川翔子

番組ホームページ
公式Twitter

この番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

© 株式会社radiko