【車いすテニス】全米OP パラ金&報奨金1億円ゲットの国枝が完勝「パフォーマンスに満足」

国枝慎吾(ロイター)

テニスの4大大会・全米オープン車いすの部男子シングルス1回戦が9日に行われ、東京パラリンピックで2大会ぶり3度目の金メダルを獲得した国枝慎吾(37=ユニクロ)がケーシー・ラッツラフ(米国)を6―1、6―0のストレートで下し、4強入りを決めた。

東京パラリンピックの決勝を4日に終え、6日に渡米するハードスケジュールだったが、圧巻の強さを見せた。第1セットの0―1から12ゲームを連取。雨で試合開始が2時間遅れ、さらに第1ゲーム終了後に会場が変更となるドタバタ劇にも動じることはなかった。

東京パラリンピックは無観客だったが、今大会は有観客で開催。試合後には「観客の前でプレーできてうれしい」と満面の笑み。自身のプレーについても「自分のパフォーマンスに満足している。会場の雰囲気を楽しむことができた」と手応えを口にした。

国枝は所属先のユニクロから東京パラリンピックの特別報奨金として1億円の贈呈が決まったばかり。「この報償に恥じぬよう、これからも良いパフォーマンスを継続していきたいと思っています」とコメントしていたが、言葉通りのプレーを早速見せつけた。

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