葉山マリーナ 英国選手艇を展示 五輪の熱気伝える

逗子市・葉山町

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マリーナ2階に展示されている(町提供)

東京オリンピックに出場し、セーリング競技で銅メダルを獲得した英国選手の練習艇が、葉山マリーナで展示されている。4年に及ぶサポートへの感謝がチームから示された形で、今後の町づくりへ活用が期待される。

展示されているのは、セーリング競技RSX級に出場し、銅メダルを獲得したエマ・ウィルソン選手が実際に使っていた練習艇一式。ボードに帆を立てた状態で、英国旗も飾られている。

ユニオンジャックがあしらわれた帆には、英国チームのメダリストを含む選手たちのサインがびっしりと書かれており、オリンピックの熱気や選手たちの活躍が身近に感じられる展示となっている。

英国チームは今大会、セーリング競技で最多となる5つのメダルを獲得。女子RSX級での銅メダルに加え、女子470級、男子フィン級、49er級で金メダル、混合フォイリングナクラ級で銀メダルをとった。メダル数1位は過去6大会で5度目となり、「世界最強」の名を欲しいままにした。

レガシー後世に

「日本ヨット発祥の地」を掲げる葉山町では、2017年から英国セーリングチームのホストタウンとなった。宿泊施設の確保が難航していたところ、大同生命保険株式会社が堀内の研修施設を提供。英国王立ヨット協会と三者で協定を結び、宿泊拠点となった。

英国チームは葉山マリーナから会場となる江の島沖で練習を積んだ。19年までは「ヨットフェス」を開催したり、選手たちが葉山小学校を訪れて一緒に給食を食べるなど様々な交流行事が行われた。しかし、コロナ禍で大会が延期になって以降は、感染症対策の観点から交流は最小限にとどめ、町民有志からなるサポートチームが町と連携して積極的にチームをサポート。送迎や日用品の買い出しなど、本番に集中できる環境を整えることに心を砕いた。

9月下旬には、英国セーリングチームと町、町民とのこれまでの歩みを振り返る機会を、町が設ける予定。また、現在葉山マリーナにある練習艇も、11月頃をめどに役場へ移設し、展示するという。