コロナとの闘いに明け暮れた日々だった 菅総理

 菅義偉総理は9日、総理就任1年を振り返り「正に新型コロナとの闘いに明け暮れた日々でした」と語った。そして「国民の命と暮らしを守る、この一心で走り続けてきた。今日まで大変な御尽力を頂いております医療、介護を始めとする関係者の皆さん、国民の皆さん、お一人お一人の御協力に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と述べた。

 菅総理は「新型コロナウイルスは変異を繰り返し、世界でいまだに猛威を振るっている」と述べ「日本においても何度となく感染の波をもたらしてきた。この1年の間、皆さんとともに闘い続けてきた結果、多くのことを学んだ。その一つはウイルスの存在を前提に、繰り返される新たな感染拡大への備えを固め、同時に、いわゆるウィズコロナの社会経済活動を進めていく必要があるということ」と述べた。

 そして「もう一つは『ワクチンは効く』ということ」だったとした。菅総理は「今月末には全国民の7割が少なくとも1回の接種を、6割の方が2回の接種を終え、現在の各国と同じ水準になると見込まれている」とワクチン接種が進んでいることを強調した。

 そのうえで「今、総理大臣として私がやるべきことは、この危機を乗り越え、安心とにぎわいのある日常を取り戻す、その道筋を付けることだ」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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