カズ W杯予選戦う森保ジャパンにエール「厳しいコメントは釜本さんに任せて」

三浦知良

日本サッカー協会が10日に設立100周年記念イベントを開催し、カズこと元日本代表FW三浦知良(54)が森保ジャパンにエールを送った。

出席したカズは日本サッカーの歴史を振り返り「時代時代によって、100年前と50年前、僕がブラジルから帰ってきた30年前では比べることはできないけど、全てのことが変わってきている。日本におけるサッカーの価値観も30年前から進化しているし、同時に世界も進化しているので、まだ世界のトップに追いつくには時間がかかると思う。努力も必要」と語った。

カタールW杯アジア最終予選を戦う森保ジャパンに対しては、賛否両論が沸き起こっているが「厳しいコメントは釜本さんに任せて僕らはやさしめにね」。そして「最終予選というのは僕も経験しているが、本当に大変な試合で1試合も余裕を持って勝てる試合はない。毎回、気を引き締めて応援するほうも同じ気持ちでいられれば。僕も知っている選手がまだいるし、常に連絡を取り合ってるので激励したい」となじみの代表イレブンには直接ゲキを飛ばす構えだ。

以前から一部の欧州組などと親交を深めている。「海外に出ている選手とは食事したり、メールでやりとりすることがある。彼らの持っている経験は話していて常に刺激的なものがある。クラブ単位でどう地域にかかわるか、そういう意見をMF長谷部(誠=Eフランクフルト)なんかとも話した。世界にたくさん日本人が出て行って、欧州だけでなくアジアでも、いろんな形で日本から世界に発信できるものは伝えていきたい」と日本サッカー界から積極的に発信していく重要性も強調した。

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