板倉区の光ケ原高原で、ソバの花が見頃を迎えている。標高850メートルの高原で白い花が風に揺れ、多くのトンボが飛び交うなど、秋の訪れを感じさせた。
栽培されているソバの品種は「とよむすめ」。地元の生産組合などが牧場の跡地約13ヘクタールで栽培し、出荷や地元のそば祭りで使用する。毎年この時季は、一面のソバの花やススキなどを目当てに、平日でも多くの人が訪れている。
同所でソバを栽培している新井清三さん(74)によると、今年は6月から種まきをしたが、雨が多く、2回まかなければいけない場所もあったという。花は今月中旬までが見頃で、収穫は10月15日ごろからを予定している。