相鉄線海老名駅の新駅舎、2026年度に完成へ 鉄骨の不具合で遅れ

相鉄線(資料写真)

 相模鉄道(横浜市西区)は10日、鉄骨の不具合で開業が遅れるとしていた相鉄線海老名駅(海老名市)の新駅舎について、2026年度に完成すると発表した。これに先立ち、小田急線・JR相模線への乗り換え時の迂回(うかい)路は、22年12月に解消。北口の新改札は22年度末に供用開始する。

 架設が完了していた基礎杭の鉄骨の高さが設計値よりも低いことが判明。今年7月、22年度としていた完成時期が遅れる見通しだと発表していた。

 施工の共同企業体代表である東急建設(東京都)によると、改良工事では、新たに杭を打つなどし、杭の高さが正しい位置に保たれるよう調整する。相鉄によると、南口の新改札と連絡通路は26年度末に供用開始。ホームドアの整備なども行い、27年度中にすべての工事を終えるという。

 相鉄は「不便をおかけしますが、ご協力をお願いします」としている。

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