松本人志以外チェンジ!KOC新審査員に「ウッチャン」待望論 紳助さんと“因縁男”も

左から内村光良、松本人志(東スポWeb)

コント日本一決定戦「キングオブコント2021」決勝戦(10月2日午後7時)を生放送するTBSが、松本人志以外の審査員を今年から変更すると発表した。これにより、芸人やお笑い関係者の間では「いったい誰がやるのか?」と大きな話題に。関係者が予想する新しい審査員には、あの〝大作家〟の名前も挙がっている――。

キングオブコント(KOC)の審査員は2015年から昨年まで松本、さまぁ~ずの大竹一樹、三村マサカズ、バナナマンの設楽統、日村勇紀という5人が務めていた。

「KOCでは08年の第1回から、準決勝敗退者100人(14年のみ101人)が決勝の審査員を務めていたが、15年から変更になった。この時も今回と同様、決勝進出者が決まった後に突然変更されたので、出場者は困惑していた。審査員によって採点基準が全く違うし、大会のテーストまで変わってしまうからね」(芸能プロ関係者)

審査員を変更する狙いは、「若返りとしか考えられない」という。

「M―1グランプリでは松本やオール巨人、上沼恵美子という大御所は残しつつ、最近は中川家の礼二、サンドウィッチマンの富澤たけし、ナイツの塙宣之などを起用している。R―1グランプリでは今年から、桂文枝や関根勤、久本雅美といったベテランに代わって、マヂカルラブリーの野田クリスタル、ハリウッドザコシショウなどの若手が入ったし」(同)

KOCでも松本は残るものの、それ以外の審査員は若手を起用するとみられている。それでは、いったい誰になるのか?

お笑い関係者は「まず堅いのは東京03の飯塚悟志」と予想する。

「09年に優勝した東京03は、その後も全国ツアーを毎年のように行うなど、テレビより舞台中心に活動し、多くの芸人にリスペクトされている。コントの審査員には適任だろう」

東京03と言えば、KOCで優勝した直後に出演した「オールスター感謝祭」で、司会の島田紳助さんに暴行されたことが知られているが、「審査員になったら、ことあるごとに松本にこの件をイジられそう」(同)。

ほかに名前が挙がっているのも、やはり優勝経験のあるコンビが多いという。

「結成15年未満という規定があるM―1と違い、KOCには縛りがないので、優勝していないとまだ大会に出場するコンビが多い。出場する可能性がある芸人に審査員はオファーしづらいからね」(同)

そういった意味も含めて候補となるのはロバートの秋山竜次、バイきんぐの小峠英二あたり。

「もっと若返るならかまいたちの山内健司。それにジャルジャルは2人とも候補だろう。あとシソンヌのじろうも資格は十分にあるけど、チョコレートプラネットと『チョコンヌ』というユニットを組んで今年の大会に出場し、準決勝で敗退しているからさすがにないかな」(同)

優勝経験はないが、この芸人の名前も挙がる。

「ピースの又吉直樹ですよ。10年に準優勝した実績もあるし、何より芥川賞作家という肩書が大きい。解散はしてないけど相方の綾部祐二は別の道を歩んでいて、ピースとして大会に出ることは、まずなさそうですし」(テレビ局関係者)

またネット上などでは、ウッチャンナンチャンの内村光良の審査員起用を熱望する声が多い。

「さまぁ~ず、バナナマンよりも先輩だから、若返りということを考えるとなさそうだが、それを度外視しても松本と内村が並んで審査するのは価値がある。この2人の顔合わせが実現すれば必ず話題になるし、視聴率が期待できるから」(前出の芸能プロ関係者)

果たしてどうなるか――。

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