ホンダ田辺TD「予選3番手はまずまず。簡単なレースにはならないと思うが、チャンスはある」/F1第14戦

 スプリント予選フォーマットでの開催となった2021年F1イタリアGP金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/予選=3番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=10番手/予選=9番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=5番手/予選=6番手、角田裕毅はフリー走行1=14番手/予選=17番手という結果だった。

2021年F1第14戦イタリアGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=2番手(1分21秒378/22周)/予選=3番手(Q1:4番手1分21秒035/Q2:4番手1分20秒229/Q3:3番手1分19秒966)

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
フリー走行1=10番手(1分22秒039/23周)/予選=9番手(Q1:9番手1分21秒308/Q2:10番手1分20秒882/Q3:9番手1分20秒611)

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=5番手(1分21秒719/28周)/予選=6番手(Q1:12番手1分21秒440/Q2:6番手1分20秒556/Q3:6番手1分20秒260)

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=14番手(1分22秒530/31周)/予選=17番手(Q1:17番手1分21秒973)

2021年F1第14戦イタリアGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 スプリント予選形式で行われるイタリアGPの初日、本日はFP1に続いて明日のスプリントクオリファイセッション(レース)のグリッドを決める予選が行われました。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が3番手を獲得、プラクティスの開始から通常よりやや苦戦していたことを考慮すると、結果はまずまずだと思っています。チームメイトのペレス選手はQ3でトウを使うことができず、9番手となりました。

 昨年このレースで優勝したスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手については、今日も安定したパフォーマンスで6番手となり、今週末もいい走りを見せてくれることを期待しています。Q1を突破したかと思われた角田選手はトラックリミット(違反)により17番手と残念な結果でしたが、マシンに速さはありますので、明日はオーバーテイクを見せてくれると思っています。

 1時間のプラクティスセッションの走行結果から予選開始までの2時間半のみでセッティングを決定しなければならないところが、通常スケジュールで行われるレースと大きく異なります。したがって、今日はチームとホンダのメンバーにとっていつも以上に時間との戦いとなりました。今週末は我々にとって簡単なレースにはならないと考えていますが、スプリントクオリファイセッション、そして本番レースと多くのチャンスもあると考えます。ポジティブな結果を得るべく、両チームと一緒にベストを尽くします。

2021年F1第14戦イタリアGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

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