県警検視昨年最多 高齢者の孤立死深刻 地域や行政見守り必要

 県内で高齢者の「孤立死」とみられるケースが後を絶たない。県警が昨年行った65歳以上の独居高齢者の検視件数は、統計を取り始めた2006年以降で最多の455件に上り、今年も7月末時点で前年同時期を上回るペースで推移している。関係者は新型コロナウイルス禍で社会とのつながりが希薄になっている現状を挙げ、「家族や地域、行政が一体で見守る必要がある」と指摘する。

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