Rマドリードが反撃開始 ESL構想に猛反発するUEFA会長に法的措置を検討

レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードがスーパーリーグ(ESL)構想を批判している欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長に反撃を開始すると、同国メディア「デフェンサセントラル」が報じいている。

チェフェリン会長はESL構想を撤回しないRマドリード、スペイン1部バルセロナ、イタリア1部ユベントスに対しての〝攻撃〟を強めており、ドイツ誌「デル・シュピーゲル」のインタビューで「彼らが新しい大会をつくりたいと思っているのに、今シーズンの欧州チャンピオンズリーグに出場したいと思っているのは非常に滑稽だ。去ってもらっても構わない」とし「この3つのクラブには無能な会長がいるだけだ」と過激な言葉で非難している。

同メディアは「Rマドリードに近い情報源によると、フロレンティーノ・ペレス会長は名誉を毀損されたとしてアレクサンデル・チェフェリンに対して法的措置を取ることをまったく除外していない。Rマドリードはすでに彼の手口を知っているが、RマドリードではUEFA会長が〝一線を超えた〟と思っている」と伝えている。

特にRマドリードはチェフェリン会長がESL構想についてイメージを悪化させるために、非難し続けていることや交渉にすら応じない姿勢に不快感を持っていることも法的措置を検討する理由という。すでにESL構想をめぐってはいくつかの案件で訴訟になっているなど、ドロ沼化しており、今後の動向が注目されそうだ。

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