【車いすテニス】全米オープンOP 国枝&上地が決勝進出 男女エースが躍動

国枝慎吾(ロイター)

テニスの4大大会・全米オープン車いすの部男女シングルス準決勝が10日に行われ、男女のエースがそろって決勝へ駒を進めた。

男子は東京パラリンピックで2大会ぶり3度目の金メダルを獲得した国枝慎吾(37=ユニクロ)が、ゴードン・リード(英国)を4―6、6―4、6―2の逆転で下し、2連覇に王手をかけた。

第1セットはミスが目立ったものの、第2セット以降はきっちり修正。要所でブレークを決めるなどし、2時間42分に及ぶ激闘を制した。決勝はアルフィー・ヒューエット(英国)と対戦する。

女子は東京パラリンピック銀メダルの上地結衣(27=三井住友銀行)が、ジョーダン・ホワイリー(英国)に6―1、6―3のストレート勝ちを収め、4年ぶりの優勝までマジック1とした。決勝は東京パラリンピック金メダルのディーデ・デフロート(オランダ)と相まみえる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社