茨城県独自宣言再延長 部活禁止や大会延期へ

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記者会見で、部活動禁止や大会の延期・中止について理解を求める小泉元伸県教育長(中央)=県庁

■「優先すべきは命」、教育長、理解求める 

新型コロナウイルス感染拡大に伴う茨城県独自の「非常事態宣言」が26日まで再延長され、部活動全面禁止や大会延期・中止要請も継続されるのを踏まえ、県教委は10日、県庁で記者会見を開き、生徒ら関係者に理解を求めた。全国大会などの予選となり、9月中に予定されていた県内の中学や高校の大会は計12大会あり、延期・中止の対応が進む。部活動がほぼできないまま大会に臨むケースも想定されるが、小泉元伸教育長は「優先すべきは命」と訴え掛けた。

同宣言は8月16〜31日の発令が9月12日まで延長され、さらに26日までの再延長が決定した。

県教委によると、9月中に予定された県内12大会は運動部が高校8、中学2、文化部が中高1ずつあり、主催者など関係団体と今後の対応について協議している。当初9〜13日に実施予定だった秋季関東高校野球地区予選は10月への延期が検討され、水球の県高校新人大会は中止(全国大会は茨城選抜として出場)が決まるなど、主催者は対応を急ぐ。

小泉教育長は「部活の禁止で生徒の夢を奪っていいのか」といった意見があることや、学びの保障と同じく部活動も重要との認識を説明した上で、「現状を考えればプライオリティ(優先順位)は夢より命。大会延期の措置は、命を優先しながら上位大会への参加を実現できるよう真剣に考えた末のもの」と理解や協力を求めた。

大会直前まで部活動ができず、けがやチームの連携不足が懸念される点は「個人の自主的な練習は奨励している。ICT(情報通信技術)を活用した個人同士の練習も可能」と強調。2人でのキャッチボールなど、個人練習の範囲は状況に応じ学校長が判断するとの見解を示した。