【テニス】ジョコビッチが決勝進出 年間グランドスラム&4大大会最多優勝記録更新に王手

ジョコビッチ(ロイター=USA TODAY Sports)

テニスの4大大会・全米オープン男子シングルス準決勝が10日に行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第4シードで東京五輪金メダルのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4―6、6―2、6―4、4―6、6―2で競り勝ち、決勝進出を決めた。

宿敵相手にリベンジ成功だ。男子史上初となる4大大会と五輪を制覇する「ゴールデンスラム」を目指していたジョコビッチは、東京五輪の準決勝でズベレフに敗戦。偉業達成を阻まれていたが、この日は第1セットを落とすも、第2、3セットを連取。第4セットはズベレフの粘りに遭ったものの、第5セットは終始主導権を握り、底力を見せつけた。

今季のジョコビッチは、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権の3大会で優勝。今大会でも頂点に立つと、男子では52年ぶりの年間グランドスラム達成となる。また、4大大会最多優勝記録(20勝)を更新する21勝目にも王手をかけた。

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