予選最速のボッタス、急なPU交換で日曜にグリッド降格「今は土曜レースに集中、好結果を目指す」メルセデス/F1第14戦

 スプリント予選フォーマットでの開催となった2021年F1イタリアGP金曜、メルセデスのバルテリ・ボッタスはフリー走行1=3番手/予選=1番手という結果で、土曜スプリント予選のグリッド先頭を確保した。

 金曜予選の前にボッタスのパワーユニット(PU)エレメントが交換された。FIA発表によると、シーズン4基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エンジン・エキゾースト・システムが入れられ、このうちエンジン・エキゾースト・システム以外は規定数を超えての交換だったため、日曜決勝をグリッド後方からスタートしなければならなくなった。

 トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、「残念ながら、午前セッション終盤にバルテリのパワーユニットに問題があることに気付いた。調査を行う時間はなかったが、交換する時間はあったため、新しいパワーユニットに載せ替えることを決めた」と説明している。

2021年F1第14戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス
フリー走行1=3番手(1分21秒451/29周)/予選=1番手(Q1:2番手1分20秒685/Q2:2番手1分20秒032/Q3:1番手1分19秒555)

“ポールポジション”を獲るのは最高の気分だね。今日はすごく楽しんで走った。素晴らしいラップを最後まで走り切ることができた。リラックスして走れたし、チームとしての仕事にも満足だ。

 一日中、マシンの感触が良かった。特にレッドブルとの差を見れば、パフォーマンスは期待していたよりも少し強力だったんじゃないかな。レースペースでも似たような状況になってくれればいいね。

 PU交換を行ったために、日曜決勝はグリッド後方からスタートする。でも今は明日に集中し、できるだけ多くポイントを獲得することを目指す。日曜の決勝はチャレンジになるだろう。でもペースは良いので、良い位置でフィニッシュできるはずだ。

 まずは明日に集中していく。明日もいい一日だといいね。

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