高鳥修一衆議院議員が森山裕国対委員長を招き国政報告会を開催

壇上で挨拶する高鳥修一衆議院議員

新潟6区選出で自民党の高鳥修一衆議院議員は11日、同党の森山裕国会対策委員長を弁士に招き、新潟県上越市で「森山裕先生を迎えて たかとり修一国政報告会」を開催した。新型コロナウイルス感染症対策として参加人数を50人と制限したほか、オンライン配信の形式で実施した。

報告会には新潟県議会議員、上越市議会議員、農業関係者らが参加。報道陣には冒頭のみの公開だったが、森山国会対策委員長の講演はYouTubeでライブ配信された。高鳥衆議院議員によると、森山国会対策委員長の話は、高鳥衆議院議員は現在、農林水産委員長であることや、森山国会対策委員長は農林水産大臣経験者であることから、米農政など農業に関するテーマが多かったという。

国政報告会後の報道陣の取材に対し、高鳥衆議院議員は新潟6区の情勢について、「情勢は厳しい。自民党に対する批判の声もあるが、その声を受け止めて、政策に反映しなければならない」と答えた。また、コロナ禍で活動が制限されることから、「(密になりがちな集会ではなく)これからは街宣車や街頭演説などの活動になる」と答えた。

現在、自民党総裁選をめぐる動きが活発化している。高鳥衆議院議員が実質的に会長を務める自民党内の保守派議員連盟「保守団結の会」は安倍前総理や高市早苗前総務大臣らが顧問を務める会であり、高鳥衆議院議員は総裁選に出馬を表明した高市前総務大臣と近い。

総裁選に関する質問に関して、高鳥衆議院議員は「高市さんを応援する。安倍元総理には相談しながらやっていく」と答えた。さらに、菅政権に対しては、「このような時期で誰がやっても難しかっただろう。お気の毒だったが、経済対策はできたはずであり、次の総理には速やかにやってもらいたい」と話した。

次期衆院選の新潟6区をめぐっては、現職の高鳥衆議院議員が5期目を目指すほか、前回2017年の選挙において約2,200票差で現職の高鳥氏に惜敗した梅谷守氏が、立憲民主党の事実上の公認候補となる総支部長に決定している。また、風間直樹前参議院議員が新潟6区から立候補することを改めて表明しており、風間氏の出馬によって三つ巴の激しい戦いとなる見通しだ。

(文・梅川康輝)

農業をテーマに語った森山裕国会対策委員長

報道陣の取材に答える高鳥修一衆議院議員

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