【スターダム】上谷沙弥 マーベラス彩羽匠と殊勲ドロー「まだこの続きがあるということ」

彩羽(左)をあと一歩まで追い詰めた上谷(東スポWeb)

女子プロレス「スターダム」の11日・新宿大会でシングルリーグ戦「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式戦が行われ、上谷沙弥(24)がマーベラスのエース・彩羽匠と激突。引き分け決着となったが、新たなストーリーを予感させた。

リーグ開幕に先立つ会見で「他団体X」とされていたにもかかわらず彩羽の名をうっかり口にするフライング発表で浅からぬ〝因縁〟をつくってしまった上谷。ただそれ以外にも自身の中で同ブロックの4大巨頭(他はワールド王者・林下詩美、ワンダー王者・中野たむ、朱里)と位置付け、彩羽との対戦を心待ちにしていた。

ボディースラム、ボディープレスと徐々にパワーで押し込まれる中、渾身のリバースフランケンシュタイナーで意地を見せた。死闘となった試合は場外戦にもつれ込み、20カウントとなっても両者リングに戻れず、リングアウトで引き分けとなった。

これでリーグ戦の戦績は3勝2敗1分けの勝ち点7。勝ち点8で首位に立つ小波に追いつけず「結果として引き分けは悔しい」と表情を曇らせたが、他団体エースを追い詰めた上でのドローに「ずっとずっと戦ってみたかった相手で、今日やっと戦うことができた。引き分けということはまだこの続きがあるということ」。彩羽からも再戦を要求され、表情を引き締めていた。

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