丹沢登山、高速バスで快適 東京駅発の直行便運行スタート

大倉登山口バス停に到着した直行バス第1便から降車する登山客ら=11日午前、秦野市堀山下

 東京駅と丹沢の玄関口を結ぶ初の高速路線バス「秦野丹沢登山号」の運行が11日、スタートした。塔ノ岳や鍋割山など表丹沢で人気の登山ルートへの新たな交通アクセスで、週末を中心に1往復する。紅葉シーズンを前に日帰り登山客らの増加が見込まれ、地元の期待が高まっている。

 ジェイアールバス関東(東京都)が運行するバスは、東京駅八重洲口から東名高速道路を経由し、神奈川県秦野市堀山下の大倉登山口(県立秦野戸川公園内)を1時間40分で結ぶ。来年3月末までの期間限定だが、同登山口近くには新東名高速の秦野サービスエリアスマートインターチェンジ(仮称)が開設予定で、同社や市は新東名開通後の定期運行を視野に検討する考えだ。

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