Rマドリードがエムバぺ獲得失敗の舞台裏「UEFAの圧力があった」と海外メディア

キリアン・エムバペ(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードがフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)の獲得に失敗したのは、欧州サッカー連盟(UEFA)の圧力があったと、スペインメディア「デフェンサセントラル」が報じた。

PSGは2022年6月末までの契約を延長するようにエムバペに要請するも、これを固辞されると、来夏にフリーでの退団を阻止するため、今夏の移籍を容認。これにより、かねてエムバぺ獲得を狙っていたRマドリードが移籍金1億8000万ユーロ(約234億円)で正式オファーを提示。しかし、PSGはこの金額を不服として移籍に応じなかった。

そんな中、同メディアによると、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長がRマドリードのフロレンティーノ・ペレス会長に対し「欧州スーパーリーグ(ESL)がなければクラブが生き残ることができないと嘆きながらキリアン・エムバペを1億8000万ユーロで獲得に動いた」と不自然さを指摘。この発言をRマドリード側が疑問視しているという。

「チェフェリンと(PSG会長のナセル)アルケライフィは親密な友情を維持し、Rマドリードはエムバペ事件についてチェフェリンがPSGに対して、キリアンをRマドリードに売却しないよう圧力をかけたと確信している」と報道した。
ESL構想をめぐる対立からUEFAがRマドリードに対して嫌がらせをしているという見解だが、今後の動向が気になるところだ。

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