ブルージェイズが逆転勝利 ゲレーロJr.は43号ソロを放つ

【ブルージェイズ11-10オリオールズ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

アメリカでは2001年の同時多発テロ事件から20年が経過し、各地の球場で「9.11」の追悼セレモニーが行われた。ア・リーグの熾烈なワイルドカード争いに加わっているブルージェイズは、オリオールズとのダブルヘッダー第1試合で最大5点をリードされる苦しい展開となったが、3点ビハインドで迎えた7回表(=最終回)に一挙4点を奪って逆転に成功。打撃戦を制し、11対10でオリオールズを破った。

ブルージェイズは先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)が大誤算。1回裏にアンソニー・サンタンデールの16号2ランで先制を許し、2回裏にもオースティン・ヘイズに17号2ランを浴びるなど、3回途中8安打7失点でノックアウトされた。ブラディミール・ゲレーロJr.の43号ソロなどで反撃したブルージェイズだったが、4回終了時点で5対10と5点のビハインド。しかし、5回表にジェイク・ラムのタイムリーで1点を返すと、7回表にはルルデス・グリエルJr.のタイムリーなどで1点差に迫り、ジョージ・スプリンガーが17号逆転2ラン。土壇場で試合をひっくり返し、逆転勝利を収めた。

大谷翔平(エンゼルス)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)との熾烈な本塁打王争いを続けているゲレーロJr.は3回表の第2打席でセンターへの43号ソロ。この試合が終了した時点でペレスに1本差をつけて単独2位に浮上し、トップの大谷に1本差に迫った。その他の3打席ではヒットが出ず、4打数1安打1打点。ダブルヘッダー第2試合でもアーチを架けることができるか注目だ。

© MLB Advanced Media, LP.