JR相模線100年の歴史紹介 戦前の新聞記事や沿線画像も展示 寒川町がオンライン企画展

1922(大正11)年頃の寒川駅

 開業100周年を迎えるJR相模線の歴史を紹介しようと神奈川県寒川町は18日から、オンラインの企画展を開催する。

 同線は1921(大正10)年9月28日、相模川の砂利を輸送する目的で相模鉄道の茅ケ崎─寒川間が開業。44年に国が買収し、87年には国鉄民営化に伴いJR東日本に移管された。

 企画展では運行会社設立にまつわる個人蔵の資料や、延伸など同線の節目をとらえた事業報告書、戦前の新聞記事などを展示。72年に8ミリフィルム撮影された沿線の風景などの静止画像や、沿線住民らが撮影した写真も並ぶ。

 今年は橋本までの全線開通90年、気動車から電車に切り替わって30年と節目が重なることから、同町寒川文書館は「記録をキーワードに100年の歴史を振り返り、関連資料の多様性を広く伝えたい」としている。

 企画展は同文書館のホームページから閲覧できる。

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