ホリフィールド10年ぶり復帰戦は1回TKO負け「俺は傷ついていない」と判定に不満

ホリフィールド

ボクシングの元世界ヘビー級統一王者のイベンダー・ホリフィールド(58=米国)が11日(日本時間12日)、米フロリダ州ハリウッドで元UFC世界ライトヘビー級王者のビクトー・ベウフォート(ブラジル)と対戦し1ラウンド(R)TKO負け。2011年以来となる10年ぶりの復帰戦を飾ることはできなかった。

新型コロナウイルス感染で欠場を余儀なくされた元6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(米国)の代役を急きょ務めることになったホリフィールドは「準備はできている」と自信をみなぎらせ、前日計量でも現役さながらの筋肉隆々の姿を見せていた。

1R2分、8回戦の公式試合として行われた一戦は、1Rから見せ場が訪れた。相手の連打をしのいだホリフィールドだったが、左アッパーを被弾しダウンを喫する。なんとか立ち上がるも、激しいラッシュにさらされ、一方的な展開となったところでレフェリーが試合をストップ。あっけない幕切れとなった。

だが、この判定にまるで納得のいかないホリフィールドはストップの際、何やらレフェリーにクレームを入れた。さらに英メディア「ミラー」によると、試合後は「俺は傷ついていない。悲しいね。レフェリーはあんなに早く試合を止めるべきじゃなかったと思う」と不満タラタラ。せっかくの復帰戦は消化不良に終わってしまった。

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