【カーリング】北海道銀行は2連敗でタイ 吉村紗也香「最後なので切り替えて楽しみたい」

第4戦第1エンド、ストーンを投じて笑顔を見せる北海道銀行・吉村紗也香(代表撮影)

来年の北京五輪へ向けたカーリング女子日本代表決定戦(12日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)の第4試合が行われ、日本選手権覇者の北海道銀行は、2018年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレ(LS)に5―8で敗戦。通算成績を2勝2敗となった。

勝負の行方は最終決戦に持ち込まれた。今大会は3勝先取方式。北海道銀行は11日の第3試合で敗れたが、2勝1敗と王手をかけていたことから、スキップ・吉村紗也香(29)は「次でしっかり勝ちたい」と決意を述べていた。

しかし、第4試合は中盤まで一進一退の攻防を繰り広げながらも、5―6で迎えた第9エンド(E)に2点をスチールされて勝負あり。吉村は「昨日の試合に比べて断然いい試合ができた。前半から中盤にかけてゲームをコントロールできている感じはあったが、8、9Eに私のミスで相手に得点を許した。そこのミスが痛かった」と悔しさをにじませた。

とはいえ、次の試合で勝てば代表の座に決まる。「この1試合で最後なので、本当に気持ちを切り替えて、楽しみたい。みんなでコミュニケーションを取りながら最後までいいショットをつなげられるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

星が五分となった北海道銀行とLS。運命の最終決戦は午後6時から始まる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社