スプリント予選を制したボッタス「この速さがあれば最後尾から順位を上げていける」メルセデス/F1第14戦

 2021年F1イタリアGPの土曜スプリント予選で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは1番グリッドからスタート、トップでフィニッシュした。

 しかし、金曜予選前にボッタスのパワーユニット(PU)エレメントが交換され、ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kがシーズン4基目で規定数を超えていたため、ボッタスはこの時点で日曜決勝をグリッド後方からスタートすることが決まっている。土曜になってから、メルセデスはボッタス車にシーズン3基目のコントロール・エレクトロニクスを入れ、さらに10グリッド降格ペナルティが科されたが、グリッド最後尾に変わりはない。

2021年F1第14戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)がスプリント予選で勝利

■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス
FP2 2番手(1分23秒468:ソフトタイヤ/24周)
スプリント予選 1番手(1番グリッド/ミディアムタイヤ)

 個人的には仕事がうまくいき、いい一日だった。クリーンなレースができたし、ペースも良かった。レースをトップでフィニッシュしたのは久しぶりのような気がするので、とてもうれしい。

 スタートをうまく決め、リスタートもスムーズにいった。それが今日の結果の鍵になった。マシンの感触は最初から最後まで良かったよ。トップでフィニッシュして、ポイントを獲得できたのもよかった。

 残念なことに明日のレースは後方グリッドからのスタートになる。でも速さがあるので、戦っていくつもりだよ。ここではオーバーテイクのチャンスがあるから、順位を上げていき、チームのためにいいレースをしたいと思っている。簡単ではないだろうけど、ペースがいいので、正しい戦略で戦えば、いい結果をつかむことが可能だと思う。とにかく全力を尽くすことは間違いないよ。

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