〝邪道〟大仁田厚(63)率いるFMW―Eの旗揚げ第3戦「BATTLE ROYAL」(12日、神奈川・鶴見爆破アリーナ)はまたも壮絶な結末を迎えた。
大仁田はメインのシングルマッチ「地獄のデスマッチⅢ」でシャドウWX改めミスター・ポーゴと対戦。今回はロープ3面に有刺鉄線電流爆破、有刺鉄線電流爆破バットが2本、1面の場外に火薬量が旗揚げ戦(7月4日)の3倍になる有刺鉄線バリケードマット地雷爆破ボードが設置された。さらに8月の旗揚げ第2戦で使用された電流爆破イスも再び使用可能となる試合形式となった。
第2戦大会で敗れた屈辱を晴らすべく、開始のゴングなど関係なくポーゴを襲う。だが逆に赤い毒霧や鎖鎌を突き立てられ血まみれになった。これを何とか気迫でしのぐも、電流爆破バットで殴られ1度目の被弾。その直後、ついに地雷に突き落とされ大爆発を起こした。
会場が白煙に包まれる中、さらに爆破イスと3連続爆破を浴び窮地に。それでも意地で起き上がり、最後は電流爆破バットで相手の脳天を爆破し試合を決めた。
「世の中にはくだらないことがたくさんあるが、それを一所懸命やっている人間もいる。FMW―Eを絶対に潰さん!」と締めくくった大仁田だが、直後にメインの座を勝手に変更させられたアブドーラ小林とポーゴに襲撃されことで「小林とポーゴのチームに対してそれなりの人間を用意する」とリベンジを予告した。
さらに「現地時間10月31日にアメリカのニュージャージー州アトランティックシティーのある球場で、メイド・イン・ジャパンの電流爆破戦をやる。詳しくはまた発表する」と言い残し会場を後にした。